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夏休み最後の週となった8月25日〜9月2日、上野の国立科学博物館で、今年で第14回目となる“上野の山発 旬の情報発信シリーズ”「バーチャル⇔リアリティ〜見て聴いてさわって冒険体験〜」が開催されました。
今回は、国立科学博物館と奈良先端科学技術大学院大学との共同開催で、バーチャル(仮想)とリアリティ(現実)をキーワードに、情報科学、バイオサイエンス、ナノサイエンスにおける最先端の研究成果を子供たちに体感してもらおうと、様々な分野の最先端技術を要したプログラムが出展されました。
現在、JSATは奈良先端科学技術大学院大学と共同研究をおこなっており、今回、本イベントへのお誘いを受け、多くの方々に楽しんでもらえる2つのプログラムを用意しました。
一つ目の体験プログラムでは、デモンストレーション環境を整え、子供たちに衛星通信を体験してもらいました。
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パソコンの画面上に映る隣の友達・お父さん・お母さんの顔や、ヘッドフォン越しに遅れて聴こえてくる声に、初めは「なぜ声が遅れるの?」「どうしてパソコン画面の映像が遅れるの?」と不思議がる様子の子供たちに、「この時間の遅れ(0.5秒差)こそが、遠い宇宙にある衛星を経由して届いている証拠です」と大型スクリーンに映る画像を使って説明すると、子供たちは一気にイメージが湧いてきたのか「すごいっ!」と、驚きの声を上げていました。
そしてもう一つは、目に見えない電波を音に変換し、聴いてもらうという体験です。子供たちは、パソコンに好きな絵や文字を書き、そのデータをスピーカーから音にして、もう1台のパソコンに送ります。もう1台のパソコンには、マイクがついており、その音を拾って、パソコン画面に元の絵や文字を映し出すという仕組みです。この実験には、ちょっとした仕掛けをして「受信した絵や文字がカラーで出たら景品をあげるよ!」と子供たちに声をかけたところ、景品獲得をめざして、何度もトライする子供たちが続出しました。なかには、30回もやり続ける少年まで現れましたが、残念なことにその少年に、最後までカラー画像は出ませんでした。寂しそうにその場を去って行く少年に、スタッフはそっと「特別功労賞」を手渡しました。
イベント期間中、過去最高の延べ25.400人が来場しました。「ここを訪れた子供たちの中に、今日のイベントがきっかけとなって衛星に関心を持ち、自分たちのバトンをつないでくれる子供たちが出てくるかもしれない」そう思うと、会場を訪れた子供たち以上に、JSATスタッフたちは胸を高鳴らせてしまいました。
最後になりましたが、この度、貴重な機会を与えてくださった奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 岡田 実 教授、原 孝雄 准教授に、心より感謝を申し上げます。
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