国内衛星通信事業最大手のジェイサット株式会社(以下JSAT、本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 磯崎 澄)は7月1日より、鹿児島大学(所在地: 鹿児島県鹿児島市郡元、学長:永田 行博)学術情報基盤センターの「条件不利地域におけるコミュニティ・ブロードバンドの整備に関する研究(http://bbzero.jp/)」を支援いたします。JSATは、本プロジェクトの情報基盤整備の第一弾として、衛星インターネットを活用し、鹿児島県十島村小宝島(としまむらこだからじま)のブロードバンド化を推進します。
鹿児島大学 学術情報基盤センター情報通信基盤研究部門の升屋 正人(ますや・まさと)助教授を研究代表者とするこのプロジェクトは、総務省の「戦略的情報通信研究開発推進制度※」に採択され、平成18年度より3年間にわたって実施されます。小規模な離島や山間部などの地理的条件が不利な地域では、技術的には可能であるにもかかわらず、コスト高により自治体や通信事業者によるブロードバンド整備が困難な状況にあります。
プロジェクトでは、地域住民が主体となって整備を行うブロードバンド情報通信基盤をコミュニティ・ブロードバンドと称し、その実現に必要な、インターネット接続の共有、無線LANによる地域内ネットワークの構築、地域内IP電話網の構築などの研究開発を行います。JSATの衛星インターネットはコミュニティ・ブロードバンドに不可欠なブロードバンド情報通信基盤として活用されることになります。
平成17年度に総務省が発表した、情報通信白書(資料編 資料1-5-3)の都道府県別情報化指標によると鹿児島県は、ブロードバンド契約数世帯比が10.4%と全国平均の半分にも及ばずブロードバンド普及率は最下位となっています。また、情報通信業の有業者の割合についても、全国平均が2.7%であるのに対し、鹿児島県は0.7%と全国最下位です。さらに、学校(初等中等教育機関)の高速インターネット接続率も全国平均の71.5%に対し、半分の全国最下位の37%。家庭、産業、教育、などインターネットが活用されるべき、全ての分野でブロードバンド化が最も遅れた地域と位置付けられています。
JSATは、本プロジェクトに参画することで鹿児島県のみならず、全国の山間部や離島など地理的条件が不利な地域のブロードバンド化に寄与したいと考えています。