| 三井造船株式会社、株式会社商船三井、商船三井客船株式会社、株式会社エム・オー・マリンコンサルティング、JSAT株式会社の5社は、海洋におけるインターネット等への Megaクラスの双方向高速通信環境を構築することを目指し、商船三井客船所有の客船「にっぽん丸」での海洋ブロードバンドを利用した船舶運航支援サービスの実証実験を2007年7月より開始しており、2008年12月末まで継続的にテストを実施致します。
本実証実験ではJSATが保有する通信衛星を利用して船陸間の海洋ブロードバンド回線をにっぽん丸に構築することにより、三井造船が提供する船舶の運航管理を支援する各種システムのポータルサイト「Maritime-SOL」を利用した実証実験や、商船三井客船の業務系システムの船陸間での連携実験などを進めております。
海洋ブロードバンドを用いた実験内容としては、陸上からの運航支援方法を検証するため運航データのリアルタイム遠隔モニタリングシステムを構築し、本船上のVDR(ボイヤージデータレコーダー)に集められたデータの陸上への転送や、本船と陸上オフィス間にイントラネット環境を構築して船陸間での情報共有の有効性について、実環境での運用状況を検証致します。
本実証実験の成果を踏まえ、船舶での海洋ブロードバンド環境における最適な運航管理支援サービス及びそのビジネスモデルの検討をおこない、今後は一般商船への適用に向けた様々な商用サービスの開発とその展開を目指します。
また、本プロジェクト参加各社は船舶と陸上におけるブロードバンド回線の実現が、安全運航や効率運航へ貢献すること及び乗組員の福利厚生の充実が図れるものと大いに期待して、本プロジェクトを推進して参ります。
なお、実験参加各社の役割は以下の通りです。
三井造船株式会社
◆ポータルサイト「Maritime-SOL」を利用した各種システムの提供、ビジネスモデルの検討及び本プロジェクト取りまとめ
株式会社商船三井
◆ユーザとしての意見要望の取りまとめ、及び今後のビジネス展開における商船マーケット情報等の提供
商船三井客船株式会社
◆所有客船「にっぽん丸」における試験環境の提供及びユーザとしての意見要望の取りまとめ
株式会社エム・オー・マリンコンサルティング
◆海洋ブロードバンドにおける運航管理支援サービス内容のマーケットリサーチ及びビジネスモデル検討
JSAT株式会社
◆船舶「にっぽん丸」と陸上「JSAT 横浜衛星管制センター」の間における衛星通信回線の提供
衛星通信回線:JSATは今回の実証実験にJCSAT-1Bの衛星通信回線を提供しています。また2009年初頭にインテルサット社が打ち上を予定している「IS-15」衛星の中継器を区分所有し、インド洋を主とする海域を航行する船舶向けに海洋ブロードバンドサービスの提供を計画しております。
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