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技術開発
新型アンテナ
JSAT全衛星の同時受信が可能な新型アンテナの開発
JSATは、住友電気工業株式会社、住友商事株式会社と共同で、あらゆる方向から到来する電波を受信可能な球状誘導体レンズ「ルーネベルグレンズ」を使用した新型アンテナを開発しました。
近い将来この新型により、JSATの東経110度から東経154度までの衛星のみならずBSデジタル/アナログ放送の同時受信やJSATの複数衛星を利用した新しいサービスの展開など、今後の衛星通信ネットワークの発展が期待されています。
主な衛星と受信のしくみ
レール角を受信地点に応じて調整することにより、BSとCS(東経110〜154)からの電波を同時受信でき、しかも簡便に設定が可能です。また、直径37cmの小型アンテナは、壁やベランダ側面にも取り付けられます。
VSAT
超小型アンテナで双方向衛星通信を実現
地上インフラが未整備な地域におけるデジタルデバイド解消のソリューションとして、VSATが注目を集めています。VSAT(Very Small Aperture Terminal)とは、超小型衛星通信地球局のことです。しかし従来のVSATに使われるパラボラアンテナの直径はおよそ1.2〜1.8メートル程度、最小でも75cmであったため、設置される場所が制限される、あるいはコストがかかるなどの課題がありました。そこでJSATは、このパラボラアンテナの小型化に取り組んできました。

そして2001年、一般家庭でスカイパーフェクTVの受信に利用されているものと同じ直径45cmまで小型化することに成功し、技術基準適合証明を取得。この45cmのパラボラアンテナを、屋外/屋内の最小ユニットと接続することによって、さらに手軽な双方向衛星通信が実現します。開発中の直径45cmアンテナを利用したVSATの伝送速度は、最大で下り回線で30Mbps、上り128kbs相当の性能を持っており、今後は災害時の通信手段や基幹回線のバックアップなどへの利用が期待されています。
従来のアンテナと小型化されたアンテナの比較図
* 2001年技術基準適合証明を取得
海洋ブロードバンド、移動体通信
移動体通信にまで拡大するVSATの利用
VSATによる双方向衛星通信の利用は移動体にも広がっていきます。すでにVSATは海上監視用の映像伝送などで活躍していますが、遠洋船舶向けのサービスはこれからの市場です。広い地域をカバーできる衛星ならではの分野であり、大海原を航海する大型タンカーなど、国内外を問わずさまざまな場面で利用され、衛星通信の可能性はさらに広がっていくでしょう。
移動体通信の概念図
衛星通信は地上のみでなく、船舶、航空機にもその利用が広がっていきます。
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